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饒舌映画ブログ

誰もが、映画をめぐってひたすら饒舌であったときの快楽を知っている。同時に、その果てに待ち受けている徒労の実感をも体験している。映画によって言葉を根こそぎ奪われた瞬間の無上の甘美さをたぶん、あなたは知っているだろう。そして、その沈黙にいつまでも耐え続けることの息苦しさをも知っているに違いない。欠語と饒舌のいずれを選ぼうとも、救われたためしなどかつてありはしなかったのだ。――『リュミエール』誌 《創刊の辞》より

LISTS & GUIDES

2015年の映画 年間ベスト・リスト

海外メディアによる映画の年間ベストは、音楽の年間ベストほど役には立たない。正確に言うなら、音楽の年間ベストほど「すぐには」役には立たない。 当たり前のことを当たり前に指摘しておくが、海外の映画であれば、そもそも日本の劇場に輸入されるまでのタ…

テン年代の映画 ベスト・リスト(2010-2014年)

ゼロ年代のベスト・リストが大変なご好評をいただいた。 では、一方で、テン年代はどうなのだろう。ゼロ年代に決定的に進行した状況の細分化や興味の拡散がきれいに収束した、などという話は聞いたことがない。われわれの日常生活や、あるいは身体性にまで深…

ゼロ年代の映画 ベスト・リスト

2000s アルフォンソ・キュアロン テレンス・マリック クエンティン・タランティーノ 宮崎駿 クリストファー・ノーラン コーエン兄弟 ポール・トーマス・アンダーソン スパイク・リー ミシェル・ゴンドリー アッバス・キアロスタミ スティーヴン・スピルバーグ アブデラティフ・ケシシュ デヴィッド・クローネンバーグ ポン・ジュノ アピチャッポン・ウィーラセタクン ガス・ヴァン・サント デヴィッド・リンチ マーティン・スコセッシ フェルナンド・メイレレス ダニー・ボイル ジョン・ファヴロー マイケル・ムーア ラース・フォン・トリアー クリスチャン・ムンギウ ナンニ・モレッティ ミヒャエル・ハネケ ラリー・チャールズ ウェス・アンダーソン ダルデンヌ兄弟 ソフィア・コッポラ クレール・ドニ キャメロン・クロウ ジャン=ピエール・ジュネ クリント・イーストウッド アン・リー ブライアン・デ・パルマ ペドロ・アルモドバル タル・ベーラ ジャファール・パナヒ ウォン・カーウァイ エドワード・ヤン ジャ・ジャンクー ダーレン・アロノフスキー 園子温 ラミン・バーラニ ミランダ・ジュライ ジェイソン・ライトマン パッティー・ジェンキンス キャスリン・ビグロー チャーリー・カウフマン LISTS & GUIDES

ゼロ年代。あらゆるジャンルで状況の細分化、興味の拡散が取り返しのつかないレベルで進行した(少なくとも、そのことに確認的に言及できるようになった)ディケイドである。今やわれわれは、SNSのタイムライン(=鏡)に向けて話しかけ、ただ虚しくすれ…

『カイエ・デュ・シネマ』誌が選ぶ、史上最高の映画監督50人

ラオール・ウォルシュ ジョージ・キューカー レオ・マッケリー オットー・プレミンジャー ジャック・タチ チャールズ・ロートン ジャック・ドゥミ フランシス・フォード・コッポラ ウディ・アレン ジャック・ベッケル ニコラス・レイ ジャン・ヴィゴ モーリス・ピアラ D・W・グリフィス キング・ヴィダー エリア・カザン ジョン・ヒューストン エリッヒ・フォン・シュトロハイム 小津安二郎 バスター・キートン ビリー・ワイルダー マルセル・カルネ セルゲイ・エイゼンシュテイン ミケランジェロ・アントニオーニ ジョセフ・フォン・スタンバーグ ロベルト・ロッセリーニ ジョセフ・L・マンキウィッツ ヴィンセント・ミネリ スタンリー・キューブリック フランソワ・トリュフォー カール・テオドア・ドライヤー アラン・レネ マックス・オフュルス 黒澤明 溝口健二 ロベール・ブレッソン ルキノ・ヴィスコンティ エルンスト・ルビッチ フェデリコ・フェリーニ ジャン=リュック・ゴダール ハワード・ホークス F・W・ムルナウ ルイス・ブニュエル イングマール・ベルイマン オーソン・ウェルズ ジョン・フォード チャールズ・チャップリン フリッツ・ラング アルフレッド・ヒッチコック LISTS & GUIDES

フランスの映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』が、2008年ごろ、78人の批評家などから投票を得て、映画100本と監督50人、いや、彼らの流儀に倣って言えば映画作家50人をリストアップしています。「100本」の方は転載ブログもよく見かけるので、ここでは「50…

90年代の映画 ベスト・リスト

90年代のベスト・リストをまとめる。 Filmarksという映画レビューのSNSをロムっていると分かることは、ああいうアプリをダウンロードして定期的にレビューを投稿するような人でさえ、古典をほとんど見ないということ。たまに40年代~50年代の素晴らしい古典…