饒舌映画ブログ

誰もが、映画をめぐってひたすら饒舌であったときの快楽を知っている。同時に、その果てに待ち受けている徒労の実感をも体験している。映画によって言葉を根こそぎ奪われた瞬間の無上の甘美さをたぶん、あなたは知っているだろう。そして、その沈黙にいつまでも耐え続けることの息苦しさをも知っているに違いない。欠語と饒舌のいずれを選ぼうとも、救われたためしなどかつてありはしなかったのだ。――『リュミエール』誌 《創刊の辞》より

メル・ブルックス

メル・ブルックス監督『ブレージングサドル』(Review)

『ブレージングサドル』(Blazing Saddles, 1974) メル・ブルックス 思わず「こ・れ・は・ひ・ど・い」の一言で終わりにしたくなる、西部劇×ミュージカル×ブラックスプロイテーションという掛け合わせの異色作である。クエンティン・タランティーノの『ジャ…