饒舌映画ブログ

誰もが、映画をめぐってひたすら饒舌であったときの快楽を知っている。同時に、その果てに待ち受けている徒労の実感をも体験している。映画によって言葉を根こそぎ奪われた瞬間の無上の甘美さをたぶん、あなたは知っているだろう。そして、その沈黙にいつまでも耐え続けることの息苦しさをも知っているに違いない。欠語と饒舌のいずれを選ぼうとも、救われたためしなどかつてありはしなかったのだ。――『リュミエール』誌 《創刊の辞》より

2018-01-11から1日間の記事一覧

ミツメ『エスパー』

嫌になるほど、誰かの事を知ること。あるいは知ってしまうこと。小沢健二はそれを美しさと呼んで見せたが、そんなことは「2度と無い気がしてる」とも歌っていた。こんな相手には2度と出会わないよ、というロマンティックな運命論でもあるだろうし、もっと素…