饒舌映画ブログ

誰もが、映画をめぐってひたすら饒舌であったときの快楽を知っている。同時に、その果てに待ち受けている徒労の実感をも体験している。映画によって言葉を根こそぎ奪われた瞬間の無上の甘美さをたぶん、あなたは知っているだろう。そして、その沈黙にいつまでも耐え続けることの息苦しさをも知っているに違いない。欠語と饒舌のいずれを選ぼうとも、救われたためしなどかつてありはしなかったのだ。――『リュミエール』誌 《創刊の辞》より

1999-09-03から1日間の記事一覧

ウディ・アレン監督『ギター弾きの恋』(Review)

『ギター弾きの恋』(Sweet and Lowdown, 1999) ウディ・アレン ウディ・アレンのフィルモグラフィーにおいては、ウディ・アレンが役者として出しゃばっていない作品の方が名作であることが多く、その例外ではないこの『ギター弾きの恋』も、その後、それぞ…